光が無いのが闇だと思いがちですが、「闇」という字を見ると音が門の中に閉じ込められています。
ということは、光が無いのが闇なのではなくて、「音」で表されている「心の声」が閉じ込められている状態が闇なのではないでしょうか。
本当の気持ちを話すことができない。何か言っても理解してもらえない。言ったらバカにされる。嫌われてしまうなど、こうした思いが心の闇と言えるかもしれません。
それでは、どうしたら心を闇から解放することが出来るのでしょう。
心を闇から解放するには、まずご自身の心の声を聞いてあげましょう。
そうは言っても、なかなか話してくれないかもしれません。
なぜなら、今まで理解してもらえない、バカにされる、嫌われるという体験を沢山してきているので、また同じ体験をするのではないかと警戒しているからです。
ですから心が何を言っても、決して否定せず、正誤や善悪、優劣などの判断をしないで、ただ音として聞いてあげてください。
まるで風に揺れる葉音や鳥のさえずりを聞くように、ただ聞いてあげましょう。
すると心が伝えたい気持ちが分かるようになっていきます。
言葉を意味のないただの音として聞くと、そこに込められた感情が伝わってくるのを感じることでしょう。
そして何の判断もせずに、心の声をただの音として聞けるようになると、心の闇を取り除くことができるようになります。
許すとか、受け入れるとか、認めるなどと言うと難しく感じてしまうかもしれませんが、決して否定せず、正誤や善悪、優劣の判断をしないでただの音として聞くと、心は安心してもっと音を出してくれるようになります。
心の声が音として胸から出たとき、「闇」から音が出て「門」になります。
そうして闇は心を送り出す門になり、門出の喜びが伝わってくるでしょう。


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